おすすめのマンション管理会社を紹介！選び方も含めて徹底比較！

ある程度規模の大き良いマンションを経営している方であれば、管理会社は必要不可欠といえるでしょう。
もちろん、自身で管理を行うことも可能ですが、マンションの管理には様々な作業があり、適切な対応をしないと住民の不満が溜まってしまったり、建物の資産価値低下にも繋がりかねません。

そこで今回の記事では、おすすめのマンション管理会社について紹介していきます。

結論から言うと、マンションの管理会社は規模の大きさよりも、実績の評価や口コミを見て依頼することがオススメ。

さらにこの記事では、マンション管理会社の役割や、管理会社の選び方についても紹介しますので、ぜひマンションの管理会社を探している方は参考にしてみてください。

また、「不動産管理料の相場」について知りたい方は、別記事で解説を行っていますのでぜひ確認してみてくださいね。

マンションの管理会社とは？

マンションの管理会社とは、そのマンションの管理組合から委託を受け、代わりにマンションの各管理を行う会社のことです。

本来、マンションの管理は管理組合が行うものですが、組合員には各々本業もあり、専門知識も持っていないことが多いため、マンションの管理のすべて、もしくは一部を専門の管理会社に委託することがほとんどとなっています。

マンション管理会社への委託方式

管理組合が管理会社に管理業務を依頼する際に管理委託契約を結びますが、この契約はどこまで業務を委託するのかで「全部委託」と「一部委託」に分けられます。
また、マンション管理を外部委託せず、管理組合のみで行う管理方式は「自主管理」と呼ばれます。

全部委託

その名の通り、マンション管理業務をすべて管理会社に委託する方式が全部委託です。
管理組合は管理会社が契約通りに業務を行っているかの確認が主な役割になるので、負担は少なくすみ、管理会社による効率的な管理が期待できる点がメリット。
しかし、管理会社に任せきりになることで、組合員の管理者という意識が薄れ、仕事内容のチェックが甘くなってしまったり、把握していない部分が出てきてしまう可能性があるという点は注意が必要です。
また、一部委託に比べると必要費用は高くなるので、金銭的なデメリットもあります。

一部委託

一部委託とは、専門的な清掃業務や、資格が必要な点検など、管理組合では手が届かない一部の業務を会社に委託する方式です。
管理会社に全部委託した場合でも、清掃などの業務は管理会社から更に他の業者に委託している場合も少なくないため、仲介手数料分の管理費用を削減できるメリットがあります。
その一方で、取引先が複数になることで手間がかかり、さらに業者の交渉を自ら行う必要があるため管理組合の負担は増えてしまいます。

自主管理

自主管理とは、マンションの管理会社に一切業務委託をせずに管理組合のみで管理を行う方式です。
管理費用は一番抑えることができ、その分修繕費に使える点がメリットです。
ですが、その分管理組合の負担が大きく、手入れが行き届かなくなる場合も。

規模の小さいマンションであれば可能ですが、エレベーターや機械式駐車場がある場合、それら設備の点検に専用資格が必要となってくるため、自主管理は難しいと言えるでしょう。

マンション管理会社の役割

マンション管理会社が行う業務は大きく分類して4つ。
管理会社によって異なる部分もありますが、基本的には次のような役割を担っています。

事務作業

管理費・修繕費など管理組合が住民から集めた資金の会計や、マンションの修繕維持についての計画・実施などを行う業務です。
その他にも家賃や管理費滞納者の確認・催促など対応の一部も行います。

管理会社によっては、管理組合の理事会を通してマンション管理についてのアドバイス・サポートも行うコンサルタントとしての役割も。

設備管理

エレベーターや電気設備、消防用設備など、マンションの各設備の点検・管理、必要ならば修繕やメンテナンスを行う業務です。
また、法律で定期点検が義務付けられているエレベーターや消防設備の点検には資格が必要となるので、有資格者が点検に当たります。

日常管理

マンションには日常的な細かな管理業務があり、それらを行う管理員が存在しています。
業務内容はマンション住民への来客受付や、ゴミ捨てや作業で外注業者が訪れた際の立ち会い、住民へのお知らせなどの配布・掲示など多岐にわたります。

管理員はシフト制で勤務する日勤タイプや、住み込みで働く常駐タイプ、一人が複数のマンションを受け持つ巡回タイプがあります。

清掃作業

清掃作業とは、廊下や階段、エントランスといったマンション共用部分の清掃を行う業務です。
共用部の掃き掃除・拭き掃除やゴミ出しなどを行う「日常清掃」と、エアコンや床のワックスがけなど、掃除が難しい部分を年に数回行う「定期清掃」に分けられます。
定期清掃では、専門の道具や知識が必要となるため、管理会社からさらに清掃専門業者に委託する場合もあります。

マンションの日常清掃と定期清掃について詳しく知りたい方はこちら

マンション管理会社を選ぶときのチェックポイント

実際にどのようにマンションの管理会社が良いのか、選ぶ際のチェックポイントを紹介します。

フロントマンの資格や担当物件をチェック

マンション管理会社がどのようなサービスを行っている場合でも、実際に担当するフロントマンの能力によって管理組合の負担や満足度は変わってきます。

まずは実際にマンションの担当となるフロントマンが「管理業務主任者」の資格を保有しているかのチェックが大切。
管理業務主任者とは、管理組合に対して管理委託契約について需要事項の説明や、管理事務報告を行う際に必要な資格で、これを持っていることで、マンション管理に関しての基本的な知識を持っているかの判断基準となります。

また、フロントマンの現在担当している物件数の確認も重要。
担当している物件が多いと、それだけ1つに対する対応が手薄になるため、15件以下であるほうが望ましいです。

月次報告が適切になされるかチェック

管理会社は毎月、会計やその他の事務についての業務報告書の提出義務があります。
この月次報告書は管理会社によって差があり、しっかりと内容のある報告書を提出してくれる会社かどうか確認しましょう。

細かな収支報告など、お金に関する報告書はもちろん、設備点検や修繕報告などはマンションの資産価値にも関わってきます。
他にも、住人からの意見やトラブルなどを迅速に解決するために素早い報告を行ってくれるかどうかも大切なポイントです。

家賃滞納への対応をチェック

家賃滞納に悩まされているマンションは多く、滞納額によってはマンションの資金にも関わってきます。
そのためにマンションの管理会社を選ぶ際には、滞納問題についてどのような対応をおこなっているのかをチェックしましょう。
滞納者の確認と督促をしっかりと行ってくれるか、督促期間はどのくらいかなどといったことや、実際に滞納金の回収体制を整えていて、実績があるかの確認が大切です。

修繕業務のレベルをチェック

どんなに大切に扱ってきたとしても、マンションは日々劣化するもので、修繕問題は切り離せません。
そのため、マンション管理会社の修繕業務に関するレベルのチェックは必須。

どのような原因で設備が故障し、どの修繕方法が適切かを判断できる一級建築士の資格を持つ専門家が所属している会社が良いでしょう。

直ぐに連絡が取れるかチェック

突然エレベーターが故障したり、上の階からの水漏れなど、トラブルは時間を選んでくれません。
そんなトラブルにいつ何時でも対応してくれるかどうかも重要なチェックポイントです。

連絡体制が整っているか、トラブルに対して迅速な対応を行ってくるかは住民のためにも大切な点となるので、しっかりと確認しておきましょう。

また、防犯や防災の対応についての確認も合わせて行いましょう。

おすすめのマンション管理会社を口コミと合わせて紹介

野村不動産パートナーズ

野村不動産パートナーズは、野村不動産グループが運営しているマンション管理会社です。
この会社ではビルやマンションの運営管理を行うだけでなく、不動産経営の後押しを行う「プロパティマネジメント事業」、大規模修繕・リニューアル・インテリア工事を請負う「建築事業」など建物全般に関する運営管理を担っているのが特徴です。

野村不動産パートナーズの良い口コミ

★★★★★(星5)

インターネットでマンションの管理会社を探していて、信頼できると思って利用してみました。
利用して一番良かったところは、原状回復工事やリフォーム工事の価格や品質が満足できるところです。
入居者から要望・相談があったときや、建物に修理が必要になったときなど何かあればすぐに報告してくれ、提案や適切な対応をしてくれます。
空室が出たときは、効果的な募集方法ですぐに入居者を決めてくれました。
管理力はもちろん、コンサルティング力も高い管理会社で、利用して本当に良かったと心から思っています。

野村不動産パートナーズの悪い口コミ

★★★☆☆(星3)

顧客満足度の高さを売りにしている会社ですが、正直、そこまで対応が良いとは思えません。
今回、理事会で大規模修繕を行うことが決定し、見積をお願いしましたが、提出までかなりの時間を要しました。
しかもかなり高額だったので、他の会社から相見積もりを取ろうかと思っています。
同社は顧客満足度の高さをアピールポイントにしているようですが、私の感覚では可もなく不可もなくといったところです。

日本ハウズイング

日本ハウズイング株式会社は「安全で快適な住環境づくりを通じて、広く社会の発展に貢献する」ことを経営理念として掲げるマンション管理会社です。
親会社を持たない独立系の管理会社でありながら、2021年3月時点、総合管理受託戸数がマンション9,925棟、同戸数469,898戸と国内トップクラスを誇っています。

日本ハウズイングの良い口コミ

★★★★★(星5)

結構大きめのマンションなのですが、共用部分であるゴミ捨て場やエントランスの清掃をこまめにやってくれているようでいつも気持ちよく利用できています。また、すれ違う時に挨拶してくれるのがとても好印象で、マンション内の雰囲気も良い感じです。
そして、苦情が入った時もすぐに共用の掲示板に注意喚起のポスターを作って貼ってくれたりと、なにか問題が起きたときの対応の早さにも非常に助かっています。
管理費や修繕費も他者と比べたら安い方なのではないかと思いますし、これといった不満は特にありませんね。

日本ハウズイングの悪い口コミ

★★☆☆☆(星2)

独立系の管理会社で管理費は比較的安いと思います。
窓口業務に電話すると土曜、日曜、休みのときがあります。休日でしか連絡できないときも多いので、費用のことなど聞きたいことが聞けなくて困りました。
修繕の提案が多かったり、工事費が金額が高かいと感じます。必要な工事かどうか、費用の相場も自分自身である程度知識を持って話しを聞いたほうがいいと感じました。

大京アステージ

株式会社大京アステージは、大京のグループが運営しているマンション管理会社です。
24時間365日の緊急対応を有人で行っており、もしものときにも頼れる仕組みを整えています。

大京アステージの良い口コミ

★★★★★(星5)

廊下から部屋に入るところのドアがしっかり閉まらなくなったため、管理会社に聞いてみようと思い連絡しました。
ネットで検索して、サポートデスクの番号があったためそちらに連絡。ガイダンスも分かりやすく、すぐに担当の方が対応してくれました。緊急ではなかったため、日程調整をして後日作業に来てもらいましたが、作業の方にも内容がちゃんと伝わっていました。対応もスムーズで、すぐにドアを直してもらうことができました。きちんと対応してくれない管理会社も多いですが、丁寧な対応でとても助かりました

大京アステージの悪い口コミ

★☆☆☆☆(星1)

施設に不具合があった際などの修繕等の工事費用が、常識的な市中価格の２割以上高額がほとんど。
相見積もりをとって指摘しても担当者は我関せずと知らん顔。割り切り、ずぶとさは天下一品。
さらに、世間では工事は丸投げでリベートを搾取しているという噂があるが、この価格を見ると噂は事実だと思ってしまう。またこのフロント担当者の対応が遅い。
理由は恐らく、一人で十数物件を担当しているから。全くのブラック企業だ。

しんらいライフサービス

しんらいライフサービス株式会社は、ビル・マンション総合管理を行っている会社で、マンションの管理のほか、建物の清掃サービスやリフォーム工事などの手広い事業を行っています。
しんらいライフサービスの取引会社数は約200件、さらに契約の継続率は約97％を誇っています。

今回紹介した大京アステージや日本ハウズイングとも取引を行っており、サービスの質に信頼のおける会社と言えるでしょう。

しんらいライフサービスの良い口コミ

（公式ページより抜粋）

今までは不動産屋さんから紹介された今の管理会社さんしか相談先がありませんでしたが、御社は清掃のことだけじゃなく、工事についても気軽に相談に乗って下さるので、困った時の選択肢が増えて助かっています。

しんらいライフサービスの悪い口コミ

(ネットで調査した結果、悪い口コミは見つかりませんでした)

詳しくはコチラ

まとめ

今回の記事では、マンション管理会社の役割から、選ぶ際のチェックポイント、おすすめのマンション管理会社について紹介してきました。

マンションの管理会社を選ぶ際は、会社の規模で決めるのではなく、口コミや実績を見比べ、自分に合った会社を選ぶようにしましょう。