ビルメンテナンスの細かい清掃費用についてご存知でしょうか?
この記事では、「マンションの清掃内容」について解説します。
結論、清掃業務を依頼する際は、清掃単価まで細かく確認しておきましょう。
オーナー様にとって損をしない清掃業者に依頼するため、清掃業者の単価を徹底的に調べました。
今回は、「ビルメンテナンス業者の業務」についても解説します。
ぜひこの記事を読み、良いビルメンテナンスを選ぶ参考にしてください。
また「オフィスの清掃料金」について知りたい人は、こちらで解説を行っていますのでぜひ確認してみてくださいね。
ビルメンテナンス業務の種類
まずはビルメンテナンス業務には、どんな種類のものがあるか知っておきましょう。
ビルメンテナンス業務は、清掃業務だけではありません。
主な業務として、6つあります。
- 清掃管理
- 設備管理
- 警備
- 衛生管理
- 法定業務
- 駐車場管理
この他にも、カーペットの張り替えや植木の草刈りや除草作業も、ビルメンテナンス業務になります。
清掃業務は、あくまでビルメンテナンス業務のなかの一つです。
それぞれの業務がどんなものなのか、以下で詳しく解説します。
清掃管理
ビルメンテナンス業務の一つとして、清掃管理業務があります。
清掃管理は、主に床や壁、窓の清掃などです。
また、エントランスや共用部などの清掃もありますが、なかには各専門家に依頼する場合があります。
これらの清掃は、主に「日常清掃」「定期清掃」「特別清掃」に分けて行われるもので、それぞれの特徴は以下の通りです。
- 日常清掃……トイレ・洗面台・床のほうきがけなど
- 定期清掃……ワックスがけ・高所ガラス清掃など
- 特別清掃……貯水清掃・照明器具清掃など
それぞれの回数は自由に決められますが、日常清掃は大体週に数回、定期清掃は月に数回、特別清掃は年に数回が目安です。
設備管理
設備管理は、名前の通りそれぞれの設備に対して技術者が点検や整備を行う業務です。
たとえば、以下のような設備が対象になります。
- 電気
- 給排水
- 空調
設備管理は利用者にとって大きな影響を与える部分で、専門的な部分なので、信頼できる業者に依頼しましょう。
また、設備管理業務には、2つの管理方式があります。
- 常駐管理方式……技術者が常駐
- 定期管理方式……技術者が定期的に巡回
設備によっては、資格保持者が担当しなければならない点検もあります。
警備
ビルの警備を行う業務です。
利用者が安心して過ごすために警備業務も重要な業務になります。
警備員による人的警備が一般的ですが、近年では警備員が常駐するケースは少ないです。
なかには、人的警備とシステム機械警備を連携している場合もあります。
より良い警備業務を求めるなら、質の良い警備員の確保だけではなく、システムと上手く連携している警備業者を選ぶと良いでしょう。
ビルメンテナンス業務がすべて行う場合は、どのような警備体制になっているか確認しておいてください。
衛生管理
衛生管理業務は、さまざま部分に関して適切な環境が維持されているか点検し、改善する業務です。
衛生環境の基準については、厚生労働省によって「建築物環境衛生管理基準」として定められています。
主な管理部分は、以下の通りです。
- 空気環境の調整
- 給水の管理
- 排水の管理
- 清掃
- ねずみ等の防除
たとえば、空気環境の調整の場合、「浮遊粉じんの量」や「一酸化炭素の含有率」「二酸化炭素の含有率」を調査し、管理しなければいけません。
利用者が快適に過ごせるよう、常に注意しておくべき部分です。
法定業務
法定業務というのは、設備の点検や定期報告などです。
ビルの運営には、関連法令に従った点検を行い、官庁に報告しなければいけません。
主なものとしては、消防及び防火設備の点検、建物設備定期報告など。
それぞれは、以下のように定められています。
- 建築基準法第12条「定期報告」
- 消防法第8条の2の2「防火対象物定期点検報告」
- 消防法第17条の3の3「消防用設備等点検報告」
それぞれの法定業務を行わないと、ペナルティが課せられることもあるので、必ず行いましょう。
駐車場管理
駐車場のあるビルの場合、駐車場管理業務も発生します。
駐車場管理業務は、場内のトラブルを管理・抑制する業務です。
車の出入りを管理するだけではなく、場内の事故を防ぐための安全対策や誘導、場内巡回業務などを行います。
トラブルが発生した場合人的対応が行われますが、近年ではシステムによる入出庫管理がメインとなっていることが多いです。
人的対応とシステム対応の2つを行うことで、事故の防止につながります。
これらもビル管理・メンテナンス業務のひとつです。
ビルメンテナンス清掃業務内容
ビル清掃業務の内容を解説します。
どんな部分をどんな風に清掃してくれるのか、細かい内容について知らない方も多いのではないでしょうか。
ビルの清掃部分は、主に7つに分けられます。
- 床清掃
- 外壁・ガラス清掃
- 退去清掃
- エアコン清掃
- 日常清掃
- 排水管洗浄
- 貯水槽清掃
清掃業務のみを解説しますが、実際には清掃に付随する業務として、点検業務も発生します。
以下では、それぞれの清掃内容がどういったものなのか解説するので、清掃業者を依頼する際の参考にしてください。
床清掃
床清掃は、主に床の掃き掃除やワックスがけです。
掃き掃除の場合は、日常清掃に振り分けられますが、ワックスがけは日常清掃から外れます。
この「床」に関しては、ビル内のどの床も当てはまり、エレベーターホールや廊下の床、洗面所や階段の床も、すべて床清掃です。
どこまでの範囲の床を清掃するかは、指定することも可能。
ただし、指定箇所が増えれば増えるほど費用がかかることもあるので、清掃業者と相談しながら決めていくと良いでしょう。
また、業者により1回あたりの単価を記載していることもあれば、「平方メートル」単位で記載されている場合もあります。
外壁・ガラス
外壁・ガラス清掃は、ビルの見た目を綺麗にする作業です。
外壁の清掃はもちろんですが、主になるのがガラス清掃。
ガラスの汚れは、時間が経過すればするほど、汚れが落ちにくくなってしまいます。
また、ビルの窓ガラスが汚れていると、イメージダウンにつながってしまうため、定期的な清掃が必要です。
ガラス清掃や外壁清掃の費用は、主に「平方メートル」単位で記載されています。
小規模なビルの場合は、回数あたりで記載されている場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
退去清掃
退去清掃は、名前の通り退去した後の清掃作業です。
オフィスビルとして利用していた場合、退去時の清掃は当然発生します。
退去時の清掃は、全体的に行うので、部分の単価ではなく、部屋の面積での計算が一般的です。
1R~1DKで〇万円、1LDK~3LDKで〇万円という記載をされていることが多いです。
とくに長年使ってたオフィスは、カーペットやフローリング、その他汚れがたまっている部分が多いので、以後利用者が入る際の重要な清掃になります。
エアコン清掃
ビルのエアコン清掃は、複雑な清掃が必要になります。
家のエアコンのように簡易的なものではなく、業務用の天井埋め込みタイプが多いためです。
エアコン清掃の内容に関しては業者によって異なりますが、主な清掃方法として、以下の方法があります。
- 分解作業……カバー・フィルターの分解
- 洗浄作業……高圧洗浄機で汚れを落とす
- 乾燥作業……部品の乾燥
- 取り付け……取り外した部品を元に戻す
さらに試運転を行います。
大体1基あたりにつき、2時間ほどの作業です。
日常清掃
日常清掃は、日々利用するなかで発生する汚れの清掃です。
ビル清掃の場合、主に床の掃き掃除がメインになります。
日常清掃に関しては、1回あたりで費用が発生する場合と、月額で費用する場合の2パターン。
また、清掃範囲によって費用が異なり場合もあります。
たとえば、エントランスや階段だけと指定できたり、トイレや駐車場を追加したり、自由に組み合わせることも可能です。
日常清掃と別に「床清掃」がありますが、床清掃は普段行わないワックスがけのような、特殊な器具を使う作業がメイン。
日常清掃は、目につきやすい部分を清掃する作業なので、できるだけ高い頻度で行うと良いでしょう。
排水管洗浄
ビルの排水管洗浄は、ビル衛生管理法により、6ヶ月に1度行うことが義務付けられています。
排水管洗浄の主な作業は、つまりや汚れ、ヌメリの洗浄です。
洗浄方法は業者によって異なりますが、高圧洗浄が一般的な方法として行われます。
排水管の洗浄は、ビルの階数や排水管の数によって異なるので、見積もりの際に確認しておきましょう。
また、排水管の汚れは、除去が遅くなればなるほど費用がかさむ可能性があります。
義務としては6ヶ月に1度ですが、気になる場合は、こまめに依頼した方が良いでしょう。
貯水槽清掃
貯水槽清掃の内容は、多岐にわたります。
一言で貯水槽と言っても、さまざまな清掃内容があるのです。
主な業務としては、以下の5項目。
- 受水槽清掃
- 高架水槽清掃
- 水質検査11項目
- 水質検査16項目
- 夏場の水質検査12項目
貯水槽は、飲料水を一時的に溜めるタンクなので、水質の検査が重要です。
有効容量が10㎥を超える貯水槽の場合は、水道法やビル管理法に基づいて、1年に1回以上の定期的な清掃や登録検査機関による検査を受けなければなりません。
また、作業途中で設備の破損や劣化があった場合、修理を行わなければいけないため、別途追加料金が発生することもあります。
ビルメンテナンスの清掃単価相場
ビルメンテナンスの清掃単価相場を解説します。
ビル清掃の単価は、会社によって異なりますが、おおよその目安は以下の通りです。
- 床洗浄……150円~300円(㎡当たり)
- 床ワックスがけ……150円~300円(㎡当たり)
- ガラス清掃……600円前後(㎡当たり)
- エアコンクリーニング……1基あたり2万円~6万円
- 貯水槽清掃(受水槽)5t……3万円~4万円
- 貯水槽清掃(受水槽)10t……4万円~6万円
- 貯水槽清掃(高架水槽)5t……1万円~2万円
- 貯水槽清掃(高架水槽)10t……1.5万円~3万円
- 貯水槽清掃(水質検査11項目)……6,000円前後
- 貯水槽清掃(水質検査16項目)……1万円前後
- 貯水槽清掃(夏場の水質検査12項目)……4万円前後
- 排水管清掃……6万円~(階数によって異なる)
- 退去清掃……2万円~7万円(広さにより異なる)
以上を参考にして、清掃業者を比較する際の参考にしてください。
ビルメンテナンスならしんらいライフサービスまでご相談ください
ビルメンテナンスなら、しんらいライフサービスまでご相談ください。
しんらいライフサービスは、実績30年、ビル・マンションのメンテナンスを行っている会社です。
弊社は、ただの代行ではなく、以下の2つをご提供できるよう努めております。
- 管理仕様の合理化による経費の削減
- 資産価値の向上による利益率の向上
とくに、清掃業務でのコスト削減では、多くの方から満足の声を頂いています。
清掃業務費用を見直したいビル管理者様は、一度弊社までご相談ください。
しんらいらいふサービスの清掃業務単価
しんらいライフサービスの清掃業務の単価は、以下のようになっています(日常清掃 作業員:2名/週4日/3時間/ 2棟管理程度にて想定)。
- 排水管洗浄……月額1万円
- ガラス清掃……月額1万1,600円
- 貯水槽清掃……月額9,600円
- 日常清掃……月額16万6,0000円
- 定期清掃……月額3万6,000円
- 照明器具清掃……月額3,600円
他社との違いは、日常清掃費用です。
他社の場合、日常清掃だけで月額25万円ほどかかるのに対して、弊社は16万円。
弊社は、清掃業務を外注していないため、この価格を実現できるのです。
ビルメンテナンスサービス内容
しんらいライフサービスのサービス内容は、以下の通りです。
- 事務管理業務……フロントサービス・防火管理業務補助など
- 清掃業務……日常清掃・定期清掃など
- 設備管理業務……法定点検・排水管洗浄など
- 営繕関係……共用部分各所の修理
- 植栽管理……植木の手入れ・雑草処理など
- 提案関係……防犯対策の提案・コスト合理化提案
総合的なサービスではなく、清掃業務のみの依頼も可能です。
日常清掃や定期清掃は、頻度や面積によって費用が異なります。
清掃業者の変更をお考えであれば、一度弊社までご相談ください。
ビルメンテナンスの清掃単価を確認して清掃業者を選ぼう
ビルメンテナンスを依頼する際は、月額だけではなく単価を意識してみましょう。
単価を意識して比較することで、より安い清掃業者を見つけやすくなります。
ただし「安い」だけで選ぶのはリスクが高いので、なぜ安いのかも確認しておくと良いでしょう。
ぜひ今回の記事を参考に、質が良く安い清掃業者を見つけてください。