沖縄のススメ

こんにちは、工事部の杉原です。

今年もプロ野球オールスターゲームの時期がやってきました。
私は愛知県出身ですけど、子供の頃からジャイアンツファンです。
取引先のSさんもジャイアンツファンで、二人で飲みに行ってジャイアンツの話になると2時間ぐらい止まりません。
2時間制の飲み会だと、もうそれで終了です。
なので我々と一緒に飲む事があったら気を付けて下さい。
ジャイアンツの話をふったら、もうあなたは喋る事が出来ずに飲み会終了です。

それから私にはもう一つ、この話題になると話が止まらないというものがあります。
それは沖縄です。
沖縄の話になると4時間は止まりません。
二次会も終了です。

沖縄の何が良いのかと言いますと、皆さんご存知の通り沖縄には豊かな自然があります。
いつも行く離島があって本島からフェリーで行くんですけど、その島でスノーケリングをすると、

海の中はこんなんだったり

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こんなのと出会ったりします。

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ダイビングじゃないと体験出来ないと思ってた世界が、スノーケリングで味わえるんです。

そして良いのは昼間だけではなく、夜は夜で空がこんなんです。

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だから毎年行ってしまうわけです。

初めてこの離島に行ったのは25年前。
本当はこの島の向かい側にある島に行こうとしてたんですけど、間違えて船を降りてしまいました。
しかも間違えた事に気付いたのは、帰りのフェリーに乗り遅れた時。

乗り遅れたと言うよりも、出港時間の10分前からフェリー乗り場で待っていたんですけど、時間を過ぎてもフェリーが来ないんで係員さんにチケットを見せて聞いたんです。

私:『このフェリーまだですか?』

係員さん:『あぁ、このフェリーもう行っちゃったよ』

って言うんです。

私:『行っちゃったって、僕ら10分前から待ってたんですけど』

係員さん:『だってぇお客さん、これ〇〇島のチケットだよ?』

私:『そうですけど?』

係員さん:『ここ△△島だよ?』

私:『えーー』

と、ここで初めて違う島だと知ったんです。

私:『そうなんですか、ハハハハ。全然知らずに1日過ごしてましたよ、ハハハ。で、次のフェリーは何時ですか?』

係員さん:『今日はもうフェリー無いよ』

私:『え゛ーー』

それからは大騒ぎでした。
その時のエピソードはまた別の機会に書こうと思いますが、私が本格的に沖縄へ行き始めたのは2002年からで毎年行っています。

毎年行ってるとお金も結構かかると思われるかもしれませんが、飛行機代はタダです。
マイルを使って行くので、飛行機代はかかりません。
マイルがそんなに貯まるほど飛行機に乗っているかというと、そうでもありません。

どういう事かと言うと、私、陸マイラーなんです。
陸マイラーとは、飛行機に乗ってマイルを貯めるのではなく、クレジットカードでマイルを貯めてる人のことをいいます。
すべての支払いをカードにすることによって結構貯まるんです。
コンビニに行っても、電車に乗っても、DVDを借りても全てマイルが貯まります。
みなさんにもオススメします。

話が少しそれましたが、沖縄の何がそんなに私を虜にさせたのかと言いますと、それはこの豊かな自然だけではありません。
人との出会いが沢山ありました。

中でも印象に残っているのは2年前の出来事で、居酒屋で知り合ったカップルと再会を約束したのに連絡先をしっかりと伝えなかったばっかりに連絡が取れなくなり、もう会えないと思ってたら奇跡的に再会できた事がありました。
今回はその時のエピソードを書こうと思います。

そのカップルとの出会いは2014年の7月。
今まで沖縄へ行った中で、一番楽しい旅行でした。

どれだけ楽しかったかと言うと、

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デコレーションケーキの帽子を被って変なメガネをかけるぐらい羽目を外しました。
(一応私以外の人には目線を入れさせてもらいました。こういう目の人たちではありません)

我々は8人で飲んでいて、この乾杯のあと隣のテーブルのカップルと仲良くなり、それが今回の主人公です。
酔っ払ってたので記憶は薄っすらとしかありませんが、カップルの彼、中里さんに、

『那覇マラソンは最高ですよ。まだエントリーに間に合いますから出ましょうよ。』

なんて事を話した事を覚えています。
仲良くなった我々は、お互いがFacebookをやってる事を知り、

『後で友達申請しときますね~』

と言っていました。
今になって考えればこの時に申請しておけば良かったのですが、ここで、

『ちょっと待って下さいね~、今検索しますから~』

と、時間を止めるのがもったいないほどこの時は盛り上がっていたのです。
そしてこの楽しい宴は終わり、〝また新しい出会いがあったなあ〟と思いながら宿へ帰りました。

【翌朝】
一緒に飲んでいた友人Bが、Facebookで中里さんを検索しました。
しかし、昨日はかなり酔っ払っていたため名前も うろ覚え全然見つかりません。
思い当たる名前をいろいろ検索しましたが、結局見つけられませんでした。

一方カップルの中里さんも、友人Bの下の名前を間違えて覚えてたんで見つけられず、もう再会する事は出来ないと半ば諦めかけてました。

しかし彼は諦めきれず、我々が前年の那覇マラソンをYouTubeにアップしている事を思い出し、

〝Youtubeを見れば何か名前のヒントがあるかもしれない〟

そう思い、私の動画を必至で探したそうです。
そしてやっとの事で見つけ出し、動画を何度も繰り返し見ましたが下の名前は分からず、結局繋がる事は出来ませんでした。

さすがに諦めかけた中里さんでしたが、今度は我々が毎年前夜祭を〝居酒屋さんしん〟でやっている事を思い出し、〝店に電話して聞いてみよう〟と思ったそうです。
〝でも前夜祭で予約してる人は他にも居るだろうし分かるかなあ… 〟
と、あまり期待もせず、ダメ元で店へ問い合わせてみたそうです。
すると、意外にもすぐに分かったそうです。

店:『毎年前夜祭をやってる方ですか?(毎年予約してる人と言えば杉原さんか相沢さんだけど、どっちかなあ…)  その方は大人数ですか?』

中里さん:『 (夏に会った時は8人だったから大人数なのかなあ…) 多分そうですね』

店:『じゃあ相沢さんの事かな。今年も17:30から予約入ってますよ』

中里さん:『あ、じゃあ17:30から二人予約お願いします』

こうしてマラソン大会前日に予約を入れたそうです。

しかし我々が予約していたのは19:00。
店の人に教えてもらった〝相沢さん〟とは、仙台から毎年来ている旅行会社の人でした。

 

【4ヶ月が経ち、マラソン大会前日】
中里さんカップルは、我々と久々の再会が出来ると思い、
〝会ったら(我々は)びっくりするだろうなあ…〟
とワクワクしながら居酒屋さんしんに向かったそうです。
アカの他人が待ってるとも知らずに…

仙台の相沢さんと我々は、前夜祭の約束をしているわけではないのですが、初マラソンの時に知り合って以来、毎年この店で19:00から前夜祭をするのが定例になっていました。
しかしこの年の仙台組は人数が多く、我々と一緒では店に入りきらないため1時間半早めていたそうです。
我々もそんな事とは知らずに、今年も仙台組と合同前夜祭と思いながら、いつも通り19:00に店へ行く予定になっていました。

 

そして中里さんカップルは17:30に店に着き、いざ相沢さんと会ってみれば全く知らない顔。
しかも8人ぐらいの飲み会だと思ってたのがまさかの30人。
サプライズに次ぐサプライズ。
ホントはサプライズを仕掛けようとしてたのに…

飲んでいればそのうち知ってる人が来るだろうと思って飲み始めましたが、来る人来る人知らない顔ばかり。
さすがに中盤あたりで、〝これは違うグループだな〟と思い、とうとう諦めたそうです。

その頃我々は、仙台組と中里さんがそんな事になってるとはつゆ知らず、マラソン大会の受付をするために奥武山公園(おうのやまこうえん)にいました。
受付で100mぐらいの長蛇の列を並んでいると、前の方で〝シラーっ〟と横入りする人がチラホラいるんです。
心の中で、〝あの人たちには当日何かしらの罰が与えられますようにぃ~〟と強く念じながら、遠くから睨み付けてやりました。
そしてやっとのことでゼッケンを受け取り、前夜祭の店へと向かいました。

 

中里さんと仙台組の前夜祭も終わりに近づき、〝そろそろ締めの挨拶かあ〟と思った時、我々の姿が窓の外に見えたそうです。

一方我々は店の前に着いて店内を覗きこむと、19:00スタートだと思ってた仙台組が既にいるではありませんか。

〝あれ?もうみんな集まってる。ん?でも雰囲気が少し変だぞ?今始まった雰囲気じゃない。なんかもう終わりの雰囲気だ〟

と頭が?マークになっているところへ、店から一人の男性が飛び出してきて、

『お久しぶりです』

と中里さんでした。

〝え、なんで彼が仙台組と飲んでるの?仙台に引っ越した?それにしても都合よく相沢さんと知り合うか?〟

と状況が呑み込めず、これこそサプライズでした。

中里さんは、

『いろいろ大変だったんです。詳しくは後ほど』

それだけ言い残して急いで店内へ戻っていきました。
我々一行は、店の前で円陣を組んでミーティング。

『今の人、夏に知り合った人だよね?』

『そう、なんで仙台組と?』

『分からないけど、名前なんだっけ?』

『いやそれが分からないから連絡取れなかったんだよ』

『凄くない?』

『スゴイ』

なんとも中身のないミーティングだった。

その後中里さんカップルと一緒に飲み、事の経緯を聞いて奇跡の再会だった事を知らされました。
中里さんが諦めなかった事により再会が叶ったわけです。

中里さんとは現在でも連絡を取り合い、マラソンやバーベキューを一緒にやっています。

この話にはまだ続きがあり、私は奇跡の再会の1ヶ月後に、仙台組の相沢さんと飲む機会がありました。
その時相沢さんは、

『1ヶ月前に不思議な出会いがあったんだよう』

と言いました。
聞いてみると、

『会ったことがない人が我々と飲みたいって言ってきて一緒に飲んだんだよう。お互い〝初めましてだよね?〟って言って、ハハハ。よく分からないけどいいや、一緒に飲もうって言って飲んだんだよう、ハハハ』

相変わらず能天気な人だ。
私が、

『それ中里さんでしょ』

と言うと、

『え、なんで中里さん知ってるの?』

と眼をまん丸にしてました。
相沢さんに今回の出来事を話すと大笑いしながら、

『人の縁はどこでどう繋がるか分からないね』

と言っていました。
確かにそうだと思います。
私と中里さんが居酒屋で知り合った時、連絡先をきちんと交換していたら中里さんと相沢さんは知り合わなかったわけですから。
相沢さんと中里さんはこれがきっかけでFacebookで繋がり、今でも連絡を取り合っています。

ところでこの中里さんカップルですが、彼が半年がかりでプロポーズの準備をしていたらしく、この時のマラソン大会で準備が整い、一週間後にプロポーズをしたそうです。
そして昨年、苗字が一つになりました。

という事で沖縄にはいろんなドラマがあるわけで、行くと毎回何かが起こります。
皆さんも是非沖縄を訪れてみて下さい。

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