こんにちは。牧です。他にこれといったネタがないもので、今回も恐縮ですが趣味の男声合唱団のことを書かせていただきます。
もう日が経ってしまいましたが、4月6日と7日の両日で九州熊本での演奏会に参加してきました。開催地の地名から「JAMCA熊本演奏会」と言います。
男声合唱の愛好者が加盟する「日本男声合唱協会(JAMCA)」という組織があり、全国から個人や団体の会員が参加して、約2年に1度演奏会が行なわれます。(私の合唱団は協会の理事団体をしているので、毎回公式行事として参加しています。)
JAMCAの演奏会は今回で24回目とのことですが私は2回目の参加でした。東京や大阪のような大都市から北は北海道、南は九州まで、開催地が毎回変わるので、長年参加している人はこれで全国を巡ることができてしまいます。
前回は青森県の八戸市に行きましたが、自分から滅多に遠出しない出不精な私には、こうしたイベントに便乗し、知らない土地を訪れて、地元の美味しい食事や観光で新鮮な経験をできるのでいいのかなと思います。
演奏会は合唱団のプライドをかけた各理事団体の単独演奏と、全員参加の合同演奏(全国合同)、開催地の合唱団が中心の合同演奏(九州合同)など、男声合唱づくしの3時間を超える長丁場です。約20の合唱団と個人参加の会員が参加し、最後の全国合同演奏は265名が演奏に参加したとのことでした。
演奏会後の打ち上げでは、各地からの参加者と話したり、歌ったりすることができました。前回八戸で知り合った方とも再会できたりで、全国各地に同じ趣味を持つ知人や友人ができてくるのもよいことです。地元熊本の方からは、美味しいお酒を紹介していただいたり、お土産や観光のアドヴァイスをしてもらうことができ、翌日の市内観光の際に参考になりました。
幹事を務めて下さった熊本の合唱団の方々は、大震災の被災から未だ3年という中で、私たち他所からの参加者を細かな配慮と心遣いをもって迎えて下さいました。また会場のお客様にも温かく盛大な拍手で盛り上げていただきました。
お話を聞けば、まだまだ復興途中のご苦労がある中で、事前の様々な準備から当日の運営までを取仕切って下さった方々に心から感謝したいと思います。
演奏会の翌日、熊本の街を一日歩き回り、城内に入れないくらい激しく損傷してしまった熊本城の建物や石垣を目にして震災の激しさを感じましたが、それとは逆に街の人々の活気のある様子は正直予想外でした。熊本の人たちの強さを感じた気がします。
今回の演奏会は「熊本の皆さんに元気になってもらいたい。」という思いから企画され、参加者達はそうした気持ちをもって各地から熊本を訪れたわけですが、逆に地元の方々に力づけられたように思います。
次回演奏会はJAMCA50周年にあたり、東京開催でという噂も聞こえてきています。もしそうなれば、私たちの団体がきっと幹事になるので、これまでしていただいたように精一杯の準備で全国の合唱仲間をお迎えしたいと思います。
YouTubeに当日の動画がアップされているので、もしよろしければご覧下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=BkE_15h21iw&feature=youtu.be
最後にこのところ九州から連日豪雨のニュースが報道されてきます。4月の訪問時は、桜の景色に映えてゆったりと穏やかな流れが印象的だった熊本市の白川も流れが変わって別の川のようです。被害が大きくならないことを祈ります。
以上