今年も残すところ1か月を切りました。
平成最後の年末をいかがお過ごしでしょうか。
こんにちは、工事部の杉原です。
毎年12月の第1日曜日は、那覇マラソンがあります。
今年も走ってきました。
那覇マラソンは9回目のトライで、それ以外の大会をトータルするとちょうど20回目の大会でした。(ハーフも入れて)
過去19回走ってきたコースで、那覇マラソンは二本指に入る難コースです。
何が〝難〟なのかというと、暑さとアップダウンの多さです。
毎年最高気温が23〜25度で、マラソンをするにはかなり暑いです。
しかも今年の予想最高気温は27度。
2年前が28度だったのですが、ネットではその再来だと噂になっていました。
そしてコースはアップダウンが多く、ハーフまでに標高100mまで上がるんです。
これがその高低差です。
標高100mを1回だけ登るわけではなく、アップダウンを何度も繰り返していくので登り坂をトータルすると200mを超える高度になるそうです。
そんな情報をくれたのは、我々のマラソンメンバーの中で一番速いN君なんですが、今回の目標は3時間30分だそうです。
彼がマラソンを始めたのは7年前で、私と沖縄の居酒屋で偶然知り合ったのをきっかけにマラソンを始めました。
その頃の彼のタイムは、5時間台前半で私と同じぐらいでしたが、マラソンにどんどんハマっていき、昨年はとうとう那覇マラソンで4時間を切りました。
片や私は仮装にハマってしまい、タイムはどんどん下降(笑)
今後もその差は広がることが予想されます。
本番前日には恒例の前夜祭をやり、だいたいこの時に那覇マラソンのピークを迎えます。
いつもなら23:00まで続くんですが、今年の本番の予想最高気温は27度。
なので21:30でお開きにしました。(無茶を楽しむ団体ではないので)
そして迎えた当日、最高気温は当初の予想通り27度。
天気は快晴 (ToT)
そんな中、今年はドラえもんのあったか〜い被り物を被って走りました。
手作りのタケコプターも付けて。
お腹のあたりには4次元ポケットがあって、どこでもドアが飛び出しています。
沿道からチビッ子たちに、
「ドラえもん頑張れ〜」
と沢山の声援を受けながら走りました。
特に元気な声援をくれたチビッ子には、お腹の4次元ポケットに隠しておいたどら焼きをあげたんですが、絶叫して喜んでくれました。
その時の映像です。
表情はうまく撮れてませんが、音声でその喜び具合が伝わると思います。
そして7km地点の名物となっているYMCA。
そこでは大音量でアメリカ(ヴィレッジ・ピープル)のYMCAが流れていて、ランナーがそこを通過する時にYMCAを踊りながら走るんですが、今年は追悼の意をこめて西城秀樹のYMCAでした。
「今年はもしかしたら西城秀樹かなあ?」なんて言ってたんですけど、ホントにそうなるとは、、、
目頭があつくなりました。
【中間地点 通過】
制限時間を16分残して通過。
2年前の28度と比べると、1度違うだけでずいぶん違う(28度の時は日差しが重かったけど今回はそうでもない)と思いましたが、でもやっぱり暑かったです。
2年前は給水所のコップが足りなくなるハプニングもあったので、今年は片手に水筒を持ちながらのラン。
〝この水筒がいつか役に立つ時が来る〟
そう信じて走りにくいのを我慢して、水筒片手に走りました。
しかし主催者側も2年前の教訓を活かしてコップを増やしてくれたみたいで、足りなくなることはありませんでした。
何よりも私設エイドの水が例年より多かったように思えます。
お陰で水に困ることもなく、ただ走りにくいままゴールを目指しました。
【残り2km】
あと少し。
片側2車線の道路を走っていると、反対車線側にあるマンションからも、
「ドラえもん頑張れ〜」
とチビッ子が応援してくれています。
すると中央分離帯にいたRBC放送の撮影クルーが私を見つけ、ランナーをすり抜けながら近寄ってきました。
「ドラえもん大人気ですねえ。反対側のマンションからも声がかかってますよ。どうですか、辛そうですけどゴールできそうですか?」
と聞かれ、
「まだ本気出してませんから」
「エッ、まだ本気じゃない(笑)」
そんなフラフラしてるのにまたまたぁ、、、みたいな顔をするので、Tシャツの背中の文字を見せました。
「あ、あと1kmで本気ですか。じゃああの辺りからですかねえ。行けそうですか?」
「これを食べれば行けます」
そう言ってどら焼きを見せると、
「うわーどら焼き持ってるう~」
と爆笑していました。
そう言いつつも実はとっくに本気は出していて、もうヘトヘトでした。
そしてやっと〝残り1km〟の看板が見えて、
〝ヨシ、あと1kmか。もう歩いても時間内にゴールできる〟
そう思って歩き出すと、後ろから誰かに肩を〝トントン〟と叩かれました。
振り返ると60歳代半ばぐらいの女性で、
「あと1kmで本気なんでしょ?」
と言われ、
「ああ~、確かに今〝残り1km〟の看板がありましたね。ハハハ、しまったあ、見つかっちゃったあ」
そう言ってまた走り出しました。
奥武山公園に入ると、高校生たちがコースの両サイドに並んで道を作ってくれています。
みんなとハイタッチをしながら、ゴールのある競技場へ入りました。
まわりから〝ドラえもんおかえり~〟と声援を浴びながら、5時間59分、無事にゴールできました。
完走率は60.16%。
過去3番目の低さだそうです。
(ちなみに2年前は2番目の低さで53.22%)
そして3時間30分を目指したN君ですが、残念ながら4時間7分でした。
でもこの暑さとこのコースで4時間7分はほんとに凄いと思います。
「サブ3.5は来年に持ち越しです」
と言ってました。
来年も出るそうです。
私もまた来年出たいと思います。